学校統合の今
末崎中学校と大船渡中学校の学校統合の進捗状況は、現在どの段階にあるのか、ご報告いたします。
第1回大船渡・末崎地区学校統合合同協議会は8月28日市防災観光交流センターで開催され、はじめに末崎地区の要望を大船渡地区に伝える形となった。末崎地区としては、①大船渡地区と対等な立場で協議すること。②統合時期は、平成33年4月とすること。③統合の方式は、新設統合とし、校名も新しくすることなど理由を説明しながら要望した。大船渡地区としては、対等な立場での協議は勿論のこと、時期についても、平成33年4月以降であれば問題(異議)はない。ただし、統合の方式については、大船渡町民(地域住民)の意向は編入統合を望んでいることから、持ち帰って検討したいとなった。
第2回合同協議会は、10月30日市防災観光交流センターで開催された。大船地区より課題であった統合方式については、新設統合でいいが校名は「大船渡」でお願いしたいとの強い意向が示された。末崎地区としては、「校名も新しくすること」を望んでいたので、「即答はできかねる」として持ち帰って検討することにした。末崎地区では、11月21日、末崎地区学校統合協議会を開き、大船渡地区が求める「大船渡」という校名について協議した。「大船渡」となれば、いくら新設統合だといっても、外見上、あるいは対外的に見ても大船渡に吸収され、編入統合としか受け取られない。それでは地域住民の納得は得られない。「大船渡」以外の「大船渡地区に受け入れてもらえる校名を挙げて提案してはどうか」ということになり、次回までに委員それぞれが望ましい校名を考えてきて協議することにした。
つづいて、12月10日、2回目の末崎地区学校統合協議会を開き、各委員が考えてきた校名を出し合った。望ましい校名を2~3に絞り込むことにしていたができなかった。それなら全部出して、その中から望ましい校名を大船渡地区に選んでいただくほうがいいのではないか、となった。ただし、その前に、校名を「変えること」に対し大船渡地区の理解を得なければならない。そのためには新校名にする意味を述べ、説得する(理解を得る)しかないとなった。
末崎地区学校統合協議会長は12月12日、協議結果および「新校名にする意味」を記して、教育長はじめ教育委員会事務局に報告。直ちに、教育長と教育委員会事務局が大船渡地区学校統合協議会長に出向き、末崎の意向を伝え理解を求めるとともに統合を前に進める対応にあたった。
今後の予定は、1月24日大船渡・末崎地区学校統合合同協議会を開催し、統合方式の決定と学校統合推進協議会への移行確認および説明を行う。校名等については推進協議会で決めることとなった。