末崎小学校前の交差点見直す
このたび、岩手県沿岸広域振興局土木部大船渡土木センターは、新一般県道碁石線の入口である末崎小学校前の交差点を「環状交差点」(ラウンドアバウト)に見直した。環状交差点(ラウンドアバウト)とは、円形交差点のうち、環道の交通が優先されるものである。環道交通は時計回りの一方通行、信号や一時停止の規制を受けない。環道に進入する車両は徐行し、環道に通行車両がなければ一時停止なしに進入可能とする交差点である。この環状交差点においては、交差点における待ち時間の減少、交通事故の減少等が期待される。
新提案の末崎小学校前交差点は、細浦、平林、大田、門之浜の各方面、そして碁石海岸に向かう新県道の5方面に行けるように設計されている。
しかも、現在の各道路をほぼそのまま活かしている。この方式を採り入れることになったのは、先般道路交通法が一部改正され、平成26年9月1日より施行されたことによるものであり、より安全な交差点にするためとのことである。全国ではすでに40数箇所つくられており、目的のとおり機能しているようである。
これまでの提案は、平林方面から末崎小学校に向かう道路と碁石海岸に向かう新県道がメインとなり、それから枝分かれして細浦方面に、さらに門之浜方面に向かう道路から枝分かれして大田に行く道路につなぐ複雑なものであった。
去る、2月4日、ふるさとセンターで地権者を中心とした新一般県道碁石海岸線の末崎小学校前交差点の工事説明会が開催され、環状交差点について説明がなされた。