主催:“デジタル公民館”まっさき運営協議会
共催:どこ竹武蔵野三鷹
第1部 2012年12月9日(日)9:30~12:30
リーダー育成実技講座
参加者:11名
参加対象:末崎町並びに隣接町(大船渡市内
等)住民、勤務者で講座終了後、子ども達対象に講師や企画広報と
して「竹とんぼ教室」を開く際に中心になっていただける方、お手伝いいただける方
第2部 同日 13:30~15:30
良く飛ぶ竹とんぼ講座
参加者:4名
参加対象:上記対象者が子どもへの指導法を見学し見習うという趣旨で参加。
会場:大船渡市末崎地区公民館(ふるさとセンター)2階会議室
講師:どこ竹武蔵野三鷹会員・堀池喜一郎氏、安井豊氏
9:30-10:15 オリエンテーション
- 「どこ竹@竹とんぼ教室」は全国の竹とんぼの普及講師団体、年間250回教室開催し、14,000人の子供を教え、2006年文部科学大臣賞を受賞しています。
- 「どこ竹武蔵野三鷹」は、東京都三鷹市周辺で年間30回親子に竹とんぼ工作教室を行って交流を進める、認定講師35人の会です。(WEB:http://dokotakemm-1.at.webry.info/)
- 「どこ竹@竹とんぼ教室」の特長は、小学校の総合学習、世代を超えた地域交流、地域再生イベント等で、子ども達にナイフを使わない竹とんぼの作り方飛ばし方を教えることにあります。
- シニア世代は地域の孫世代に「知恵と技術」を伝道する役割りを担います。
- 子どもの喜びは、自分で作ったもので遊び、友達・親・爺さん婆さんとの交流です。
- 大人の喜びは、子供の目の輝きに感動し、孫の世代・子の世代との交流です。
10:15-11:00 竹とんぼ製作実習
- 竹とんぼがよく飛ぶポイントは、
- 軽く作られている。
- 羽と軸のバランスが取れている。
- 揚力が出るよう羽にヒネリがある。
- 講座竹で使われたとんぼの材料は、竹の羽(L1:90mm W:15mm D:1.5mm 重さ:2g弱)と串(φ:3mm×L2:135mm 重さ:0.75g弱)の二点のみです。
- よく飛ぶ竹とんぼの秘訣を整理しました。
- 羽の長さ(L1)×1.5倍=軸の長さ(L2)の基準を遵守する。
- 竹の羽のL&Wの中心に、竹の裏側から、垂直に、錐(きり)四ツ目で孔を開ける。
- 竹の羽の四つの角を、紙やすり(#80-120)で削り丸くする。怪我の予防になる。
- 竹の羽の孔に軸を刺し(固定せず)コップの上でバランスを測り、孔の左右のバランスが取れるまで、竹の羽の裏面を削る。
- バランスが取れたら、竹の羽を火で炙り羽をヒネリます。つるっとした面を上に両手で持ち、右利きの人は、右親指手前に左親指外側に冷えて固まるまでヒネリます。左利きの人は、左親指手前に右親指外側にヒネリます。
- 軸を刺し、羽と軸が垂直を保ち、滑らかに回転し浮上することを確認したら軸を接着します。
11:00-11:30 竹とんぼ飛ばし実習
- 竹とんぼ飛ばしの留意点は、
- 竹とんぼは軸を向けた方向に飛ぶので、安全な所で人の居ない方向に飛ばす。
- 右利きの人は左足を半歩前に構え、両肘を両脇に付け、左手掌の手前端と右手中指先の間に竹とんぼを挟み、右手の掌を前にゆっくりスライドさせると、竹とんぼは浮上します。
11:30-12:00 竹の羽の作り方、道具と安全
- 竹の羽の作り方 必要な道具は、① 竹挽き鋸、② 竹割り鉈、③ 木槌、のみです。 竹を山で獲伐採し、竹挽き鋸で輪切りにし、竹割り鉈と木槌で薄く割ります。 竹の羽のサイズは前述の通りです。(L1:90mm W:15mm D:1.5mm 重さ:2g弱) これは実技を繰り返し習得するものだと思います。
- 串は団子用を手配 串(φ:3mm×L2:135mm 重さ:0.75g弱)は購入するか、お団子沢山食べて貯めます。
- 道具と安全
- 竹の羽の中心に孔を開けるのに、錐(四ツ目)、定規、(コンパス)、鉛筆を使う。錐の先が危険なので取り扱い、道具の貸し借りに要注意です。
- 羽の四隅を丸く削る 羽が人に当たったときに怪我の無いように、紙やすり(#80-120)で丸く削ります。
- バランスを取るにはガラスコップに軸を置き羽の左右のバランスを見ます。
- 羽を曲げるのはロウソクか着火ライターを使います。 火傷や火災を起こさないよう十分に留意します。
- 軸の固定に瞬間接着剤を使いますが、有害物質ですので小学校低学年の児童の場合は講師側で対応します。
12:00-12:30 教室の運営、リーダー認定
- 有料運営を原則とする
子供@500円、親子@1,000円、学校での開催では@200円といった、有料運営を原則とします。 - リーダー認定に向けて
- 一人で一から2機の竹とんぼを製作し、堀池講師宅に提出します。
- 堀池講師の審査に合格すれば、認定証Tonbo-Leader Registrationが発行されます。
- リーダー認定後は、有償の講師や作品販売ができます。また、材料供給、教室運営で、相互協力を行います。
- 認定リーダーは原則地域グループに入会し、メーリングリストで情報交換を行い、広報はホームページ・ブログで情報発信を行う。
まとめ:
- リーダー育成実技講座参加者11名の内、末崎在住者が10名、男性7名、女性3名でした。 この方々がイニシアティブを取って末崎地区で「どこ竹@竹とんぼ教室」が開催できることに大いに期待したい。
- 10名の中でメールアドレスを明らかにしていただけた方は一人しかありませんでした。認定リーダーメーリングリストへの登録、ホームページ・ブログで情報発信に向け、リーダー育成実技講座参加者11名のフォローが必要となります。
- “どこ竹大船渡市まっさき”の設立を視野に入れ、”デジタル公民館まっさき”の2013年1月から3月の活動を企画する必要があります。
以上
久保田了司記
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