復興に向けて Part4
こどもたちに夢と希望を
11月13日、小細浦の東日本復興支援球場で同球場の落成式が行われた。
この球場は震災後活動場所を失った末崎小学校野球スポ少の関係者が無償で土地を提供し、保護者らがグランド整備を行うなど活動場所の確保に取り組んでいたところの動きを受け、大船渡西ロータリークラブが支援、大船渡ロータリークラブの応援、海外・国内の同クラブなどの協力を得て、ナイター照明やベンチなどが備えられ先月20日に完成した。
末小野球スポ少は学童軟式野球新人東北大会準優勝、沿岸南部杯少年野球大会でも優勝するなど輝かしい戦績を残し、同球場の落成に華を添えた。
仮設住宅建設で校庭やグランドを使用できない将来担うを子どもたちに「夢と希望」を与える大きなプレゼントになった。
町内岸壁の嵩上げ工事始まる
細浦、小細浦、門之浜漁港などで岸壁の仮設嵩上げ工事が始まった。
大地震による地盤沈下で、船の係留や漁業作業に支障をきたす状況であったが、この嵩上げにより幾分解消される。 また、細浦魚市場の一部も来年のいさだ水揚げ時期に間に合わせるよう嵩上げする見通しである。
仮設店舗完成
中野市営住宅跡地に建設していた仮設店舗が完成し、21日に一部の営業が開始される。 町内、様々な分野で復旧復興に向けて着実に前進していることを実感する。
がれき撤去90%進む
4月11日から始まったがれき撤去の状況は、細浦、泊里地区から中央地区に向かって進行中し、現在の進ちょく率は90%に達した。まだ、難解な撤去を残しているが担当者の懸命な努力により順調にがれきの撤去が進んでいる。
市当局では市全域のがれきの撤去を年度内に終えたい考えを示している。