館報まっさき 第301号(令和元年12月20日発行)

学校統合 校名 「おおふなと」に決定

大船渡・末崎地区学校統合推進協議会は、12月4日、防災観光交流センターにおいて、第5回目の推進協議会を開き、令和3年4月、統合予定の大船渡中学校と末崎中学校の新校名を「おおふなと中学校」とすることに決定した。去る、10月7日に開催された第4回の学校統合推進協議会では、校名は「大船渡南」、「大船渡みなと(港)」、「大船渡」の3案から一つに絞ることにしていた。
 第5回学校統合推進協議会においては、主として校名、校歌、校章について協議することになっていたが、校名が決まらなければ、先に進まないことから、先ず校名を決めることとし、校名について各地区の委員から考えを聞くことにした。各委員は順に(大船渡地区から末崎地区へ)考えを述べた。さらにオブザーバーとして参加している市議会議員からも意見を伺った。
基本的には、大船渡地区は「大船渡」、末崎地区は「大船渡南」を望む考えが述べられた。これまで大船渡地区は「大船渡」、末崎地区は「新校名」を望むとして、なかなか妥協点を見いだせずに来たことから、このままでは、平行線で行き、何も決まらないのではないか。教育委員会事務局にいい案があれば出してほしいという意見もあった。

令和3年4月を統合と掲げている以上、以後の事務手続きを考えると時間的ゆとりはない。少なくとも、この12月中に校名は決めなければならないとなった。さて、どうしようかといったときに、大船渡地区のPTA代表委員から「両地区のPTA代表委員で話し合い、そこで案が出せるものなら出したいのだがどうか」という意見(発案)があった。それならPTA部会を立ち上げる必要がある、ということになり、急遽PTA部会を立ち上げ、両地区のPTA代表委員全員がその部会員に任命された。そしてPTA部会で決定した案は尊重しようということになった。議場には、PTA部会員のみ残り、他は外(廊下)に出た。PTA部会は40分程かかった。
まとまったとのことで再度推進協議会委員全員が招集され議事に入った。
PTA部会長から審議過程と結果が報告された。両地区率直に意見交換し、投票の結果「大船渡」に決定した。しかし、大船渡を平仮名にしてはどうかという意見が出され、再度投票した結果「おおふなと」となったということであった。推進協議会としても、PTA部会の案を尊重することとしていたので、異議なしとして、「おおふなと」を承認した。
 校歌、校章については、来年1月に開催される次回の推進協議会で決めることとした。