館報まっさき 第298号(令和元年9月20日発行)

ご長寿祝う末崎町敬老会

末崎地区公民館は、9月16日、末崎中学校体育館において、令和元年度末崎町敬老会を開催した。
 式典では、新沼館長は、ご長寿の皆様にご長寿のお祝いの言葉を申し上げるとともに、今日のめざましい科学技術の進展は、ご長寿の皆様が大正・昭和の激動の時代を至誠と協働と自立の精神で日夜励まれ、平成のイノベーション(技術革新)をもたらす礎を築かれたからであり、今日のような物質的、経済的な豊かさは、皆様のおかげであると、ご長寿の皆様の果たされた役割とご努力に深く敬意と感謝を申し上げました。さらに、誰もが望むのは、年を重ねても、元気で自立した生活ができることである。それには、脳の機能をフルに使う生活を続けることが有効だといわれる。脳の機能をフルに使うことになるのが、学ぶ行為であり、複数の趣味をもって、学ぶ機会をたくさん作っていくのがいいとされる。

 アメリカのフオード・モーター創業者であるヘンリー・フォードは、「学ぶことをやめた人は、誰でも老いている。20歳であっても、80歳であっても学び続ける人はだれでも若い」と学び続けることの重要性を述べている。
 ご長寿の皆様には、健康に留意しながら、色々な趣味などに挑戦し、学び続け、元気で心豊かな人生を送られるようご祈念申し上げます、とあいさつした。
 戸田公明大船渡市長、市社会福祉協議会長代理金野常務理事の祝辞に続いて、地区公民館から敬老会対象者全員に記念品が贈られた。出席者を代表して西舘地域の村上征一さん(75歳)が謝辞を述べられた。
 祝賀会では、めんこい保育園児の子ども七福神、元気溌剌とした小中学生による「よさこいソーラン」、老人クラブ長寿会や各師匠さん方の芸の深さを感じさせる踊り、末崎のエンターテーナー演歌歌手の大友芳也さんの美声で長寿を祝った。
末崎町の75歳以上の人は、928人(老人ホーム等入所者を除いた人数)、うち敬老会出席者は218人でした。最高齢者は小河原の小松ウメノさん104歳です。そのほかの100歳以上の方は、梅神の岩脇ヨシさん100歳、碁石の大和田ハル子さん100歳の2人です。
 これまで大船渡市から米寿(88歳)を迎えられた方にお祝い金が贈呈されておりましたが、今年から、なくなりました。平均寿命は、女性が87.32歳、男性81.25歳と年々伸びており88歳は珍しいことではなくなったこと、また財政負担が大きくなってきていることが要因なようです。
今年度の敬老会も成功裏に終了できましたのも、会場設営ならびに後片付けにご協力頂いた皆様、ご参加できなかった方への記念品等の配付や参加者のお世話をされた方々、受付や祝賀会の司会まで行った婦人会の皆様、音響関係を担当された熊谷様、アトラクションの部に出演し祝賀会を盛り上げてくださいました皆様、来場者の交通整理を行った交通指導員の皆様、そして毎年ながら全面的協力で会場をお貸しくださいました末崎中学校様等、多くの皆様のご協力によるものであり、心から感謝と御礼を申し上げます。