令和最初の末中大運動会
末崎中学校(多田喜夫校長、生徒76人)では、18日、五月晴れの好天のもと令和最初の大運動会を開催した。末中の校庭での開催は震災後3回目となる運動会である。「自分たちの運動会は自分たちの手で」ということで生徒会執行部や3年生が中心となり事前の準備や練習を重ねてきた。今年の運動会スローガンは「Fly High ~力戦奮闘 燃えろ末中魂~」。
開会式で校長先生は、本日の運動会で、つぎの三つのことができるように頑張ってほしい。一つは、自分が出場する競技種目や自分の役割に全力を尽くすこと。二つ目は、出場する選手を心から応援し、その頑張りに拍手を送ること。三つ目は、協力の気持ちを忘れないこと。協力しなければ、よい結果は収められない。掲げたスローガンのように、紅白両組団とも、勝利を目指し、より高く舞い上がるよう、力戦奮闘してほしいと挨拶された。
競技種目は16、うち応援もエール交換、魅せる応援、燃える応援があり、紅白それぞれ工夫を凝らし意気が揚がるすばらしい応援合戦であった。親子で協同して行う各種の競技もほのぼの感があり楽しませてくれた。全校リレーや選抜リレーは手に汗を握る競り合いで多くの家族から「ガンバレー」と大きな声援が飛んだ。また、赤組は黄赤の法被(はっぴ)を、白組は紺色の法被を着て踊った末中ソーランは、テンポよく生き生きと、かつ一糸乱れぬ演舞で、ひときわ大きな拍手が送られた。どの競技も出場する選手は皆、この日とばかり羽ばたいていた。
生徒会長であり実行委員長の吉田空良君(3年)は、「今日は一人ひとりが役割を果たし、これまで練習してきたこと、準備してきたことが100%発揮され、思い出に残る運動会になった。みんなに感謝したい」と話していた。