館報まっさき 第290号(平成31年1月21日発行)

統合後の校舎の利活用

 末崎地区公民館(館長=まちづくり推進員)は、12月20日、ふるさとセンターにおいて、第1回末崎中学校統合後の校舎利活用協議会を開催し、末崎中学校が大船渡中学校と統合した後の末崎中学校校舎の利活用について協議した。
協議結果は次の通りである。

1.平成28年度に示された市教育委員会の案について 
かねて、末崎小学校の老朽化に伴い、末崎中学校の統合後に末崎小学校を移転させる案が示されたが小学校を移転させるとすれば、次のことが懸念される。
① 復興計画に基づく、震災地を通らない、末崎町船河原から平まで、末崎小学校前から碁石(碁石海岸)までの新県道が平成33年3月までに整備されることから、この道路が末崎町の主要道路となり、現末崎中学校の玄関や生徒の出入り口の目の前の道路の交通量は観光、産業、通勤、通学等により一段と多くなることが予想され、児童が交通事故の犠牲者になりかねない。
② また、末崎中学校に隣接されているのが市営球場である。特に硬式ボール使用の大会や練習の際、ファールや暴投で校庭にボールが飛んできて児童に当った場合、死亡事故などという大事故になりかねない。
故に、そういう環境下には、小学校は望ましくない。小学校は安全で安心して学べる環境こそ重要である。現在の小学校は敷地も広く、風光明媚で安全安心な場所にあるので移転すべきでないとなった。

2.末崎中学校の統合後は、中学校の空いた校舎をどのように活用するか。
 現在の末崎地区公民館や末崎町振興会、末崎町公益会、末崎体育協会、末崎町防犯協会、末崎町老人クラブ、民生児童委員協議会、末崎地区助け合い協議会、交通安全協会等の活動拠点となる施設に、また、多くの町民が集い、活動の拠点となる「交流センター」としての施設として活用したい。
 ただし、具体的な活用方法は、市民協働準備室より具体的な地区公民館の在り方等を含めた組織改革が示された後、検討し、市当局の指導をいただきながら計画を立て、町民(委員)に諮って決めていくこととした。
 以上の内容を市教育委員会教育長あてに、「末崎町民の意向であるので特段のご配慮をお願いしたい」として、12月26日提出した。