交通安全モデル地区の活動を振り返って
末崎町は、大船渡市交通安全対策協議会から平成29年度交通安全モデル地区の指定を受けたことから、去る6月2日に町内の交通安全協会、交通安全母の会、末崎駐在所、保育園・小学校・中学校、各地域公民館、防犯協会、体育協会、民生児童委員協議会、消防団、消防連合後援会、婦人防火クラブ、老人クラブ、婦人会、農協、漁協、郵便局等各種団体、個人のご協力のもと末崎町交通安全モデル地区活動推進協議会を立ち上げた。
活動の目的は、末崎町に居住する者や末崎町内の職場で働く者が交通ルールを守り、交通事故、特にも死亡事故を起こさぬように。また飲酒運転は絶対しないよう交通安全意識の高揚を図り、安全で住みよいまちづくりを推進することであり、これまで諸々の活動を行ってきた。
その活動の主なものを列挙すると次ぎのとおりである。
1.季節運動等
全国および県の春、夏、秋、冬の交通安全運動に連動した街頭指導等の活動。
2.広報・啓発
モデル地区指定看板の設置、館報「まっさき」での交通ルールの遵守と注意。
3.交通安全教室の開催
保育園、小学校、中学校で交通安全教室開催
4.高齢者の交通安全対策
①老人クラブを通して高齢者への夜光反射材の配付
②大船渡市交通安全市民大会後の交通安全講習への参加。
5.大船渡市交通安全市民大会への協力
これまでは、市民会館で開催されていたが、今年度は末崎中学校体育館で開催。多くの方々の参加、協力が得られ 大会は成功裏に終了。
6.その他の運動・事業
①児童生徒の登下校時の交通安全指導
②交通安全ポスター、標語コンクールの実施
(小・中学生より多くの作品が寄せられた。入選者には賞状と賞品を授与)
末崎町内の交通事故発生件数について
平成24年以降の状況をみると、死亡事故は発生していない。人身事故については、平成24年は4件、平成26年は3件、それ以外は2件。物損事故は、平成25年の55件をピークに年々少しずつ減少しており平成29年は過去6年間で最も少ない。
平成29年の状況をみると、人身事故は3月1件、7月1件の2件。物損事故は毎月何件かの事故があり、合計で39件である。
物損事故の多い月は、7月~9月と12月~1月である。
7月~9月は最も暑い時季、眠気が襲い集中力が持続できない季候。また、8月は、お盆で帰省客も多く、混雑するので、事故の確率が高くなる。
12月~1月については、12月は正月の準備で人々はせわしく、ゆとりある運転ができない。やはり、帰省客が多く、車両も多くなる。さらに寒くなり路面が凍って滑りやすくなることから事故が発生している。
飲酒運転検挙状況について
大船渡市全体のもののみで町毎には公表されていない。
末崎町交通安全モデル地区活動推進協議会の活動は平成29年度1年間のみであり、去る6月2日に総会・発会式を行い、活動して参りましたが、この3月26日の総会・解散式をもって終了することになります。この間、7月に人身事故(1件)が発生したことは極めて残念でありますが、その後は、大きな事故もなく、物損事故も減少したことは、町民の皆様のご協力があられたからこそと思っております。町民の皆様に感謝を申し上げます。今後も、末崎町から交通事故・違反をなくすよう一人ひとりが交通ルールを守り、安全運転、安全歩行に努め、住みよいまちにするようご協力くださいますようお願い申し上げます。