末中の統合に関するアンケート結果
末崎地区統合協議会(会長新沼眞作)は、このたび末崎中学校と大船渡中学校の統合に関するアンケートを末崎中学校、末崎小学校、末崎保育園の保護者に対して行いました。その結果は、つぎのとおりです。
<質問1>統合すべきと思うか。
単位 %
項 目 保育園 小学校 中学校 全体
A そう思う 13.6 22.5 22.5 20.4
B どちらかといえばそう思う 31.8 28.2 42.3 34.4
C どちらかといえばそう思わない13.6 22.5 14.1 17.2
D そうは思わない 22.7 16.9 7.0 14.5
E わからない 18.2 9.9 14.1 13.4
(注1)上記<質問1>のA、Bの統合に賛成の方の主な賛成理由は
1.より多くの児童・生徒と友達関係ができることで、色々な考えに触れることができるから (賛成者の35.4%)
2.学習面、運動面などにおいて、切磋琢磨することで意欲が増すと考えるから
(賛成者の31%)
3.部活動において選択肢が多くなり希望する部を選択できるから(賛成者の30.5%)
(注2)上記<質問1>のC、Dの統合に反対の方の主な反対理由は
1.大船渡まで通わなければならないから(反対者の35.4%)
2.慣れ親しんだ地域で学ばせたいから(反対者の34.7%)
<質問2>統合するとすれば、どのような「かたち」が望ましいと考えますか、の問いで多かった回答は
1.対等な統合を望む。(34.3%)
2.末崎中のよさを継続できるようにしてほしい。(29.4%)
3.校名も変えて新しい学校として発足してほしい。(24.5%)
<質問3>統合の時期について、の問いに対して多かった回答は
1.両校で決めた時期でよい。(45.9%)
2.教育委員会にお任せしたい(21.6%)
以上アンケートの一部(重要な部分)を列挙しましたが、この結果に配慮しながら統合について協議を重ねていきたいと思います。
末崎中学校の現状と課題
学級数3。教職員数 校長1、副校長1、教員7(特別支援1含む)、復興加配教員3、計12名。教科は国語、数学、英語、理科、社会、保健体育、技術家庭、音楽、美術の9科目。美術は赤崎中学校に籍のある教師が週1回、末崎中にきて指導。数学と英語は習熟度別学習を採り入れ、理解度に応じた指導が行われている。しかし、復興加配はあと2年間なので、その後は加配がないときめ細かな指導ができない。それが課題である。つぎに、生徒数が少ないことから部活動の部の数も限定している。学習面においても、生徒数が少ないと切磋琢磨する意欲に欠ける傾向になる。生徒指導面においても、生徒数が少ない学級の場合、トラブルが起きて、人間関係がこじれると容易に正常な状態に回復しない。クラス替えができる人数があればクラス替えなどして解決を図ることができるのだがそれができない。それも大きな課題だといわれる。いずれ生徒にとって望ましい教育が受けられるよう統合問題に取り組んでいかねばならないと思いますのでご協力のほどお願い申し上げます。