館報まっさき 第240号(平成26年11月20日発行)

■県道新設工事進捗状況
■仮設住宅撤去集約計画発表
町民文化祭盛会に終えることができました。
☆はつらつプレーグラウンドゴルフ大会
☆BRT駅待合室に掲示板設置
末崎中学校50周年記念誌『函嶺』を販売します
■「末崎郷土誌」について
★デジタル公民館まっさき活動
 ◇まっさきふれあいシアター
 ◇ミニ門松づくり
 ◇PCネットよろず相談
★霞が関ナレッジスクエアからのライブ中継
 ◇キャリア教育番組エキスパートスタジオ
 ◇歌とキーボードによるクリスマス音楽の夕べ
■末崎の風土散策(29)
 ~「内田大屋」の豪勇近藤法師について~

県道新設工事進捗状況

沿岸広域振興局土木部大船渡土木センターからの報告。
○船河原・平線
 8月に工事説明会を実施し、皆様から頂いた意見等を基に、年内を目標に計画の修正・検討を行っております。準備が整いましたら、再度、皆様への説明会を開催したいと考えております。
○碁石線
 泊里地区防災集団移転との取付区間を先行するため当該区間の地権者に用地・補償の内容の説明を行っております。
 また、皆様から頂いた意見を基に、計画の修正が可能か検討を行っております。

仮設住宅撤去集約計画発表

 市では11月14日、仮設住宅の撤去・集約計画を発表しました。
 末崎町関係では、大田仮設を除く4仮設を28年2月までに撤去し、大田仮設に集約する計画です。
 年度内から入居者の意向把握、自治組織や地元公民館への説明を行い進める計画ですが、情勢の変化により計画の見直しもあるとしています。

町民文化祭盛会に終えることができました。出展・出演・来場の皆様、そして準備・片付けに当たって頂きました皆様に感謝申しあげます。文化祭実行委員会

☆はつらつプレーグラウンドゴルフ大会

 10月26日、小細浦G・G場で末崎地区公民館杯グラウンドゴルフ大会が行われた。
 結果は次のとおり。
1位 梅澤孝一63(H1)
2位 岡部英春64(H1)
3位 新沼紀典64(H1)
    参加者24人

☆BRT駅待合室に掲示板設置

 細浦駅・碁石海岸口駅待合室に掲示板が設置されました。自由に活用できるそうです。ただし、下記に示す掲示物は掲示できません。
(1)公序良俗に反するもの
(2)商行為を目的としたもの
(3)掲示者名・問合せ先の記載の無いもの
 (掲示板に表記)

末崎中学校50周年記念誌『函嶺』を販売します

    末崎中学校同窓会
 このほど平成9年に発刊した末崎中学校50周年記念誌が中学校の書庫に260冊ほど保管されていることがわかりました。同窓生の思い出の一杯詰まったすばらしい記念誌「函嶺」、装丁も立派でケース入りです。
 同窓会では、この機に欲しい方に販売することにいたしました。売上金は、中学校に支援する資金にしたいと考えておりましので、ご協力お願いいたします。
販売価格 1,500円
     (印刷代の半額)
取扱所  ふるさとセンター
     月曜日除き 13時~17時

★デジタル公民館まっさき活動

◇町民文化祭での活動
 子供も楽しめる映画をスクリーンで上映します。大迫力の映像をお楽しみください。
日  時 12月13日(土)
     17時30分~19時30分
上映作品 名探偵コナン漆黒の追跡者(東宝2009年)

◇ミニ門松づくり
どなたでも楽しく簡単にミニ門松づくりを行えます。お正月の準備に是非!
主 催 まっさき竹とんぼグループ
    (村上正吉代表)
日 時 12月14日(日)9時~12時
参加費 200円(材料代)

◇PCネットよろず相談
 パソコンやインターネットの使い方などお困りごとに何でもマンツーマンで対応します。
日 時 12月13日(土)
     13時30分~16時
    12月14日(日)
     9時~12時、13時~16時
共に場所はふるさとセンター

★霞が関ナレッジスクエアからのライブ中継

◇キャリア教育番組エキスパートスタジオ
 大学卒業後の22歳でゴルフを始め、1998年にはフジサンケイレディスクラシックで見事優勝。その後、大学院に進みスポーツ心理学の道へ。仕事への思いについてお話しをうかがいます。
日 時 12月1日(月) 18時30分~20時30分
ゲスト 石原端子さん(プロゴルファー・沖縄大学講師)

◇歌とキーボードによるクリスマス音楽の夕べ
 有名な歌曲から、クリスマスソング、ミュージカルのスタンダードまで!!
 クリスマスのステキな歌と音楽をお楽しみください。
日 時 12月10日(水)
     19時~20時30分
出 演 久保田彩佳(ソプラノ)
    金平真弥(シンガー)
    中村裕美(キーボード)
共に場所はふるさとセンター

末崎の風土散策(29)~「内田大屋」の豪勇近藤法師について~

 近藤法師は今から426年前の天正16年(1588)、気仙沼長崎城と、気仙米ヶ崎城が激戦した「浜田争乱」で、奮戦の上討死した末崎「内田大屋」出身の武将である。
 この争乱は天正16年5月、米ヶ崎城主浜田安房守広綱が、大守葛西晴信に対する逆意(常に境界紛争が絶えなかった等)ら、大乱戦になったが浜田軍が敗退した戦いであった。
 浜田軍は気仙沼神明岬の直ぐ北の「陣山」を基地として、長崎城(気仙沼駅向かいの館山)攻略より先に、戦利的位置の笹ヶ嶺(気仙沼小学校のある丘)を占領すべく計り、気仙沼湊の西奥(当時は現在の市役所より西の小林寺辺りまで、入江で細浦と云われていた)を回って対岸に攻め入ったが、入江と泥湿と崖下の狭隘地で足をとられ、兵馬の動きが緩慢になったところを、山から一方的な矢責めに会い、防戦のすべなく笹ヶ嶺(陣)の奪取作戦は惨敗したのであった。
 法師は6月2日の乱戦の中、勇猛果敢に敵を蹴散らし、獅子奮迅の戦いであったが、何分多勢に無勢、それに地理に詳しい敵の戦利的場所からの矢責めにあい、遂に戦い空しく敗れたものと考えられる。
 この時の対戦軍は葛西大守が出動要請した胆沢郡総領職柏山領主中努少輔明宗(病弱)の、陣代前沢領主三田刑部少輔義弘が率いた50騎等であり、近藤法師を討ったのは、その中の一将で胆沢郡前沢白山の鈴木彦太郎であった。
 感謝状は鈴木家に家宝として所蔵されているが、その写しは次のとおりである。
   晴信公書
 「この度、浜田広綱逆意に付き出馬せしめ候処、早速出張、気仙の勇者近藤法師を打ち取り候事、比類無き手柄に候。よって胆沢郡中野村三千刈、磐井郡田河津村にて二千刈、本領に相添え知行せしめるもの也。仍って証文件の如し
   天正十六年六月二日晴信花押
  鈴木彦太郎殿」
※内田大屋の近藤法師は、大重坊という荒行を積んだ山伏で、相当激しい文武に鍛えた武勇の豪傑であったと云われている。
◇参考資料
気仙沼市史、前沢町史、仙台領内古城館(1)、奥州葛西記、葛西史研究(18)(聖)