■末崎地区コミュニティバス実験運行開始
■防災高台移転住宅建設予定地工事進行
★シャフルボードを楽しむ会
★いやしの集い
★末崎地区公民館杯グラウンドゴルフ大会
■「末崎郷土誌」について
★デジタル公民館まっさき活動
◇町民文化祭での活動
◇ふれあい映画鑑賞会
◇PCネットよろず相談
★霞が関ナレッジスクエアからのライブ中継
◇神楽笛と講談でお届けする~美人古事記
■末崎の風土散策(28)
~孝婦 山田奈津について~
末崎地区コミュニティバス実験運行開始
10月1日より、コミュニティバスの実証実験運行が開始されましたが従来の県交通運行のときと比べて利便性はいかがでしょうか。
運行区間、バス停、運行時間などについていろいろなご意見が寄せられています。
市では3ヶ月後、試行の結果をまとめ、利用者の声を聞きその後の運行について検討することになっていますので地域で話し合っておいていただきたいと思います。
なお、立根、大船渡病院発で細浦駅前バス停を経由して高田病院・鳴石団地までのバスは平日に5~6本往復運行しています。
運行時刻表はふるさとセンターにありますので必要な方におあげします。
防災高台移転住宅建設予定地工事進行
町内8カ所に計画の予定地のうち小細浦・門之浜地区はすでに住宅が完成した所もあり入居が始まっています。
他の地区も工事が進められ年度内にはすべての工事が終わる予定で、新年度から住宅の建設ができることになります。
また、岩手県が平林地内に建設予定の災害公営住宅55戸の建設内容がまとまり、28年度入居開始に向けて動きが出てきました。
お知らせ
★シャフルボードを楽しむ会
日頃の運動不足やストレス解消を目的に誰でもできるスポーツを楽しむ会を左記のとおり開催します。
開催日 11月14日(金)開講式
以降、2月27日までの毎週金曜日活動
時 間 10時~12時
場 所 ふるさとセンター参加料無料
その他 シューズを持参
★いやしの集い
期 日 11月22日(土)
時 間 13時~16時
場 所 ふるさとセンター
※裁縫道具を持参してください。
末崎地区公民館杯グラウンドゴルフ大会
末崎町民誰でも参加できますのでふるって参加してください。
日 時 10月26日(日)
8時45分~
※雨天順延
会 場 小細浦グラウンドゴルフ場
参加料 無料
申込当日受付に申込み
「末崎郷土誌」について
末崎町公益会では、去る大震災で被災された世帯に、「末崎の郷土誌」を配布することを計画しております。
現在、増刷配布に必要な部数を把握するため、下記により地域公民館長さんに調査をお願いしております。
なお、対象世帯意外で希望する場合は、地域公民館長さんに10月31日までにお申し込みください。
(有償配布となります。3,500円以内の見込み)
記
1配布対象世帯
(1) 去る大震災津波で被災された世帯で町内に在住している世帯。
(被災し、現在は一時的に町外に居住しているが、将来帰町予定の世帯を含む)
(2) 被災後、住所を町内に移された世帯
(一時的なものを除く)
2その他
(1)上記対象世帯には1部あて無償配布の予定です。
(2)対象世帯外で、特に希望される方には有償とします。
(3)配布の時期等は未定です。
参考:「末崎の郷土誌」は、平成17年12月末崎愛林公益会が発行、当時の町内在住世帯に1部あて配布したものです。
問合せ:事務局 村上征一 090-9534-4744
★デジタル公民館まっさき活動
◇町民文化祭での活動
日 時 11月8日(土)
13時30分~16時
11月9日(日)
9時~12時
~まちおもいフォト作成~ 活動サークルの方々を中心に「まっさきへの思い」「自分たちのグループの魅力」などメッセージを手にして写真撮影させていただき、映像編集してサイトで公開します。
~展示ブースを出展~ 写真パネルや映像でデジタル公民館の今までの活動を紹介・意見交換を行います。
◇ふれあい映画鑑賞会
『永遠の0(えいえんのぜろ)』を上映します。
日 時 11月8日(土)
18時30分~21時
場 所 ふるさとセンター
※詳しくはチラシをご覧ください。
◇PCネットよろず相談
パソコンやインターネットの使い方、また、お困りごとをマンツーマンで解決までじっくり対応します。
日 時 11月8日(土)
13時30分~16時
11月9日(日)
9時~12時
13時~16時
場 所 ふるさとセンター
★霞が関ナレッジスクエアからのライブ中継
◇神楽笛と講談でお届けする~美人古事記
日 時 11月19日(水)
19時30分~21時
場 所 ふるさとセンター
出 演 こと(篠笛、神楽笛奏者)
田辺銀冶(講談師)
末崎の風土散策(28)~孝婦 山田奈津について~
麟祥寺境内に「孝婦之碑」孝婦山田奈津の碑が建立されている。碑文は弘化の頃、門之浜の山田奈津は病的な夫や目の悪い両親等に終始一貫して献身的な孝養貞節を尽くし、仙台国主の上聞に達し賜金や御目見得の栄を戴いた事が記されている。
山田奈津は広田村字袖野の農業清七の次女であったが、末崎村の山田(現在の屋号山ノ目、山田竹志さん)松蔵妻として嫁ぎ、天性いたって勤勉で、夫を助け、両親にはよく孝養を尽くし、夫は足を病んでいたが、やがて跛となり、姑は眼病を長く病んだあげく盲目となっている。もともと苦しい家計なのに、なお2人の療養をみてやり、畑地の耕作から隣近所のつき合い、租税の納入と総べてが奈津1人の肩にかかり、いよいよ生活が困窮になっていったが、この逆境にも挫けることなく、その苦労を少しも嫌わず朝は早起き、夜は遅くまで必死に働き、やせ土地を耕し、家に帰っては休むことなく病む2人のために出来るだけ栄養化の高い物を食べさせ、また薬も惜しみなく十分に使い、少しの暇を見つけては他家に赴き、日傭い働きをし、その昼食等は自分は食べず、家に持ち帰って姑や夫の食膳に供した毎日であった。このような孝養貞節は10年1日の如く終始変わることなく、これを知った者は1人として感嘆・感激しない者はいなかった。当然のことながらこの事は藩公の上聞に達し、弘化4年(1847)3月その善行を賞し、金3両3分を賜っている。
なお、その5年後の嘉永5年(1852)8月23日、国主が気仙郡巡視で田茂山から本村通過の際、村民は村境の船河原まで出迎え、御昼所は細浦金山沢の滝田清太夫方で御休息となり、ここで門之浜の松蔵妻奈津と広田村新作妻ふくと御目見得になり、今後も孝道貞節を尽くせとの御諚を賜っている。その時末崎と広田の肝入に宛てた御目見得文書の写しを記してみる。
末崎村御百姓松蔵妻なつ
広田村御百姓新作妻ふく
右之者共孝養貞節之者に付御賞与相成候に付き当秋御出馬之節末崎村御昼所に於て御目見得被仰付候條其心得首尾可有之御当日何分早く相詰侍上居候様可有之此段申上候 以上
八月六日 吉田宇右衛門
広田末崎肝入衆中
○その昔、藩政時代は教科政策として孝道、婦道等盛んに賞揚し各地の孝行息子や貞女を探して表彰し、他の範としてその美談を集録した「仙台孝義録」があり、その中に「貞女なつ女」として記載されている。
○山田奈津はその後もますます健在で孝養に励み、子供4人(男女)にも恵まれ晩年は安楽に暮らし、明治27年4月26日、81歳の長寿を全うしている。(聖)