復興に向けて Part8
活気があり、住みよい町づくりを語る
末崎町復興推進委員会主催で東日本大震災から1年になる3月11日、ふるセンにおいて「まちづくりについて語ろう会」を開催しました。
道路、住宅問題は最重要課題として関係機関に要望を続けていますが、それと併せて活気があり住みやすい末崎町にするにはどうしたらいいのか、実現するためにはどんな取り組みが必要なのかなど話し合いました。
実現のためには市や関係団体にお願いしなければならないもの、住民の協力でやれるものなどいろいろ出されました。
その中から主なものをお知らせします。
☆大田に市営球場建設
※周辺を駐車場、緑地公園として整備し、そこに合宿所を併設し、高校球児等の利用につなげる。
☆碁石に水族館の建設
※三陸海岸にはないので、観光の大きなスポットとなる。
☆碁石地区に水際公園を新設
※釣り堀・磯遊びの出来る場所をつくる。また、碁石キャンプ場を有効活用するため、子どもたちが自由に遊び、虫取りなどが出来る施設にする。
☆碁石一帯、できれば末崎町を一大「つばきの里」にする
※遊休地などを活用して植樹し、北限のやぶつばきの里と実感できる場所にしたい。また、つばき工房をつくり地場産品を販売する。
☆大衆向けスポーツ施設の新設
※遊休地、被災地を利用しグランドゴルフ・パークゴルフ場・テニスコート等をつくり高齢者などの健康増進、交流の場とする。当地は温暖な気候で通年利用ができ多くの利用が期待される。
☆末崎城址を観光スポットに
※西舘地区の岬にあった城跡を公園にする。さくらを植林してさくらの名所と海が一望できる公園として観光スポットにする
☆産地直送販売所の設置
※養殖わかめ発祥の地、北限の茶、つばきの里などのネーミングを生かし、地元でとれた魚介類・農産物、また、それらを加工するなど付加価値をつけた地場産品を販売する。雇用の促進にもつながる。
☆穴通磯への道路改良
※駐車場から穴通磯展望台へは階段が多く高齢者にはきつい道路である。碁石観光の目玉であり、誰でも行けるように改良したい。
☆交通の利便性向上
※気軽に安価で利用できる市営バスの運行で町民の利便性を向上させる。
☆漁業振興対策を充実させる
※県の栽培漁業協会、北里大学などの協力を得て、わかめ、あわび、ほや、ほたてなどの養殖振興を図る。
☆復興情報杭の設置
※情報が入力された杭から携帯電話で杭がある周辺の情報が読み取れるシステムである。KKリプロ(岡山市)から市に協力したいとの申し出があり当町にも数カ所設置したいとの依頼がある。
最後に、当町は高齢者率が市内で一番高い。高齢者が元気でなければまちの発展もない。高齢者の生きがい対策として働く場の確保交流の場の設定などが必要であるとの提言があった。
☆防犯パトロール隊結成
3月1日、山岸仮設住宅に防犯パトロール隊が結成された。気仙地区防犯協会から提供された装備品を身につけさっそく敷地内のパトロールを行った。今後、週3回のペースで敷地内のパトロールを実施する。