真剣にそして楽しく!! 居場所ハウスで多世代交流の竹とんぼ教室

 10月20日(日)末崎町の多世代交流施設「居場所ハウス」を会場に「みんなでつくろう!!竹とんぼ教室」が行われ、折からの小雨の中を地域の子どもと保護者ら12名が集まり、竹とんぼを作って元気に飛ばして楽しんだ。

 当日はナイフで竹を削って羽根や軸を作り、竹とんに仕上げる、日本の伝統的な竹とんぼづくりと、近年、制作方法が考案され、技術普及が行われている、予め講師が羽根、軸などを部品として作成しておくことで、当日はこつを呑み込めば子ども女性も簡単に竹とんぼがつくって飛ばせる「平成竹とんぼ」の二つの制作方法が紹介された。

 それぞれの講師が実演し、子どもたちと一緒に竹とんぼづくりを楽しんだ。

 「デジタル公民館まっさき」事務局から当日のカメラマンを兼ねて参加をお願いした末崎町字山岸にお住まいの菊池則子さん(Webメール学習メンバー)からは、「村上正吉代表に教わって、念願の竹とんぼ、私も飛ばしました。時折小雨のぱらつく空模様でしたが、本当に高く飛ばしました。4歳の小松りゅうのすけ(龍之介)くんが、3歳の弟さんと紙やすりで羽根を削る、矯める、そして完成するまでをじっとみているのに感心しました。羽根はバランスなのですね。簡単なように見えますが、ガラスのコップに乗せては、バランスを確認する作業など、なかなか根気が要りますね。りゅうのすけくんは出来上がるまで、作成中のお兄さんの隣に座って励ましていました。そして竹とんぼの羽根に何か絵模様を描いて完成です」と、竹とんぼ教室の様子をWebメーリングリストに投稿、写真も添付してくれました。

 村上代表によると、どこ竹武蔵野三鷹・まっさきグループでは、竹とんぼをつくる竹は10月〜11月に切って、2か月以上陰干し保管を行い、油分を飛ばしてから、細かくカットして羽根材を作成する必要がある。このため、グループのメンバーで11月中に近隣の竹林で竹伐りを行うことや12月には、竹、松、縄、飾り物などを準備して正月用の「ミニ門松づくり」も考えたい、としている。

<データ>
「みんなでつくろう!! 竹とんぼ教室」
日 時 10月20日(日)10:00〜12:00
会 場 居場所ハウス
主 催 末崎地区サポートセンター「おたすけ」
参加者 子どもと保護者など13名
講 師 伝統竹とんぼ 陸前高田市在住者
    平成竹とんぼ どこ竹武蔵野三鷹・まっさきグループ:村上正吉代表、
           高橋一年さん、澤下隆さん、藤原武雄さん
           以上、どこ竹武蔵野三鷹・認定講師。

   (記 丸山 修/写真 菊池則子)