館報まっさき 第349号(令和6年1月22日発行)
<年頭のご挨拶>
新年あけましておめでとうございます
町民の皆様に、謹んで慶賀のご挨拶を申し上げます。
本年が皆様にとりまして良き年になりますようお祈り申し上げます。
さて、平穏な年であるようにと願っていたのですが、元日には、石川県能登地方を震源とする震度7の能登半島地震が発生。2日には、日航機と海保機との衝突と新年早々衝撃的な災禍に見舞われてしまいました。
尊い命を奪われた方々のご遺族に心から哀悼の意を表しますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
顧みれば昨年は、5月に、新型コロナウイルスの感染症法上における位置づけを医療機関などが全感染者を届けなければならない2類から、措定医療機関が患者の発生を届け出る5類に移行したことから、各種の制限が緩和され、色々な催し物も行われるようになりました。
熊野神社の式年大祭も震災前と同規模で開催され多くの見物客で賑わいました。また千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手(大船渡高校卒)のWBCでの活躍も明るい話題の一つでした。
一方漁業においては不漁が続いており、大船渡市魚市場のサンマの水揚げ状況を見ると、3、877トンと前年より27%増となるも、令和2年の6、238トンの62%あまりと低水準を脱出できませんでした。サケに至っては、12月上旬の水揚げ量は1、382匹で前年同期の16.7%(83%減)にとどまり深刻な状況でありました。
また、アワビについても実入りが悪いということで2期の入札価格は10㎏当たり平均単価61、151円と1期(11月)より18、300円(23%)下回りました。
日常生活に目を向けると物価の高騰であります。ロシアのウクライナへの侵攻による戦争等により従前のように物資が輸入できなかったことや所得の向上を図る政策もあり諸物価が一気に高騰し、家計を直撃した一年でもありました。
辰年には天高くのぼる龍のように「運気の上昇」「景気が上向く」といった言い伝えもあり、ぜひ、そうなることを期待したい。